老後の年金問題など将来の不安を抱える中、副業や投資を始める人が増えています。
ウーバーイーツやWEB記事のライティング作業といった副業を始めたという人も多いのではないでしょうか。
しかし、副業の場合は自分が働かないと稼げません。
仕事に支障が出たり、体力的に厳しいと中々続かったりという話もよく聞きます。
その点、不動産投資は、一旦物件を購入してしまえば、管理会社に委託するなど、
ほとんどの業務はアウトソーシングできるので、何もせずに収入を得ることが出来ます。
ただ、高額な資金が必要であり、知識がないと騙されて損をさせられることもあるので敷居が高いと敬遠する人が多いのも事実。
今回は、初心者も始めやすい不動産投資についてご紹介します。

【不動産投資はアパマン経営だけではない】

不動産投資と言えば、アパートやマンションなどの一室を賃貸して家賃収入を得る
アパマン投資を想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、不動産投資はこれだけではありません。

他にも、駐車場、太陽光発電、トランクルーム、シェアハウス、民泊、最近では、不動産小口化商品なんかもあります。
駐車場やコインパーキングへの小口投資もあります。

最近では、家の敷地を一時的に駐車場として貸す、部屋の空きスペースを物置として貸すといったサービスがあり、
大きなくくりでいうとこれも不動産投資と言えるでしょう。

【初心者でも始めやすい不動産投資3選】

数ある不動産投資の中から初心者は何を選べば良いのでしょうか。
いきなり大きなアパートを買う方が効率は良いと思いますが、その分リスクも高く、多額の資金が必要に。
初心者のうちは、やはりリスクの少ない不動産投資から始めるべきでしょう。
初心者でも始めやすい不動産投資を3つご紹介いたします。

➀不動産小口化商品

不動産小口化商品は、国から許可をもらった不動産特定共同事業者が、
不動産を購入し小口化して複数の投資家に販売する金融商品です。
事業者が不動産投資を代理で行い、その不動産投資で得た収益を投資家に還元します。
1口1万円から1口100万円以上、利回りは1%~10%と幅広く、予算や投資スタンスに応じて投資できます。
人気の商品は、公開後すぐに売り切れてしまうことが多いので、気になった商品は細目にチェックする必要があります。
少額の投資で不動産の収入を得たいという人におすすめです。

➁空きスペースを貸す

不動産投資だからと言って何も新しく物件や土地を買う必要はありません。
所有している自宅や空き地のスペースを貸すことで収入を得るという方法もあります。
敷地内の空き地や利用していない時間帯だけ駐車場として貸す、
部屋の空きスペースを物置として貸すといったサービスを展開している会社があります。
運営会社のサイトに登録をしておけば、借主から申し込みがあり、毎月数千円~数万円の収入があるとして人気が高まっています。
持っている不動産を有効活用するだけなのでリスクも低く、資金も必要ありません。

➂都心の中古区分ワンルーム投資

少しリスクを取っても本格的な不動産投資がしたいという人には、都心の中古区分ワンルーム投資がおすすめです。
都心の中古区分ワンルームであれば、融資を利用できる銀行も多いので、少額の資金で始めることができます。
首都圏の中古区分ワンルームマンションであれば、価格は800万~1500万程度。
頭金は1割~2割程度必要になることもありますが、フルローンが組めれば自己資金100万以下で購入できます。
中古に限定している理由は、家賃の下落リスクが少なく、物件価格の上下も少ないからです。
利回りは、6%~7%以上ないと収支が厳しくなります。
マンションの場合は、毎月の管理費、修繕積立金が必要なので、
利回りが良くても、管理費、修繕積立金が高い物件は収益を圧迫するので避けるべきでしょう。

【まとめ】

不動産投資では、初心者だと騙されて収益の上がらない物件を買わされて失敗してしまうことが多いので、
いきなり高額な物件を買うのはオススメできません。
初心者のうちは、不動産小口化商品のような低額の資金で始められる不動産投資で経験を積んだり、
ご自分の資本を活用して収益を得たりできるようなリスクの低い不動産投資から始めると良いと思います。
どうしても不動産を購入したいということであれば、比較的リスクの低い中古区分ワンルームから始めると良いでしょう。