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2020.03.13コラム

駐車場経営を委託管理するために必要な知識

一口に駐車場経営といっても、管理方法には以下の3つの方法があります。

大きな規模の駐車場経営には個人で管理するのは難しく、管理委託方式が一般的です。

そこで今回は、駐車場経営における委託管理について詳しく見ていきましょう。

駐車場経営における管理方法

駐車場経営における管理方法は以下の3つの方法があります。

● 個人管理
● 管理委託
● 一括借り上げ(サブリース)

個人管理

駐車場経営の中で一番収益を得やすい管理方法は個人で管理することです。
立体駐車場などの大きな駐車場でなければ、個人管理でも十分に可能です。
管理する駐車場の巡回や清掃、クレーム対応をする必要がありますが、全て収益となるのがメリットです。
駐車場の規模が大きい場合は、利用者と契約を結び、更新手続き、料金請求などが忙しくなり負担になります。
駐車場内での事故・不正駐車・大型ゴミの不法投棄も処理する必要があるので注意しましょう。

委託管理

管理委託方式とは、業者と契約をして管理してもらうことです。

駐車場を経営する上で手間がかかる賃料の集金の代行、点検・清掃・修繕などを委託業者に依頼します。

駐車場のオーナーは管理委託業者に管理費として賃料収入の5%~10%を支払わなければなりません。

管理委託方式で駐車場経営を行うと、全収益にはなりませんが、個人管理よりもラクになります。

管理委託は月極駐車場の運営に関わる業務すべてを任せられるので副業や初心者にもおすすめ。

業者によっては、駐車場設立に必要な初期費用を一部または全額負担してくれるメリットもあります。

ただし、管理委託方式は稼働率によって毎月の収入に変動があるのがデメリットです。

一括借り上げ(サブリース)

一括借り上げ方式(サブリース方式)とは委託会社に一括して借り上げてもらう方法です。

自分が所有している駐車場を委託業者にまるまる貸し出して、直接契約を結びます。

賃料の集金や点検、清掃、修繕などの駐車場の管理を含む全ての運営を任せる方式です。

費用は賃料収入に対して約15%~20%と通常よりも高い手数料を支払います。

ただし、委託業者から毎月一定の賃料を払ってもらえるので月々の収入は一定となります。

一括借り上げ方式は駐車場の契約数に関わらず、安定した収入を得られるのがメリット。

大きな規模の駐車場経営は、安定して収益が見込める一括借り上げ方式の方が低リスクです。

まとめ

月極駐車場の管理に時間と手間をかけられる場合は個人管理しても問題ありません。

手間とリスクを回避して安定経営に繋げるならば、管理会社などへの委託をおすすめします。