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2019.11.13コラム

メガバンクも参入するAI投資

「公的年金以外に老後資金2,000万円不足する」という金融庁の報告書を受けて、資産運用に挑戦しようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
そこでAIが投資を行ってくれる、AI投資に興味を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしAI投資は手間暇かからず投資ができる一方、いくつかのデメリットも存在します。
今回はAI投資のメリット・デメリットを中心にお伝えしていきます。

AI投資とは?

投資をしてみたいけど、何から手を付けていいのかわからない。
このような悩みを抱える方は多くいらっしゃることでしょう。

そこで簡単な心理テストに回答するのみで、自分に合った最適な投資を提案し、運用までしてくれるAI投資に注目が集っています。
初めて投資を行う方や、投資をしたくても分析等に時間を割けない方にとっては有効な手段といえます。

AI投資の仕組み

AI投資には「投資一任型」と、「投資助言型」の大きく2つに分けられます。

投資一任型は、簡単な心理テストに回答し、自分にとって最適なポートフォリオを提案され、運用まで全自動で行ってくれます。
つまり投資に関して、手間暇をかけずに取組むことが可能です。

一方投資助言型は、簡単な質問に回答しAIが自分に合った最適なポートフォリオを提案してくれますが、実際の運用は自分で行わなければなりません。

AI投資サービスの紹介

それでは具縦医的にどのようなAI投資サービスがあるのか、見ていくことにしましょう。

①ウェルスナビ(投資一任型)
預かり資産1,700億円を突破し、2019年時点で業界No.1のウェルスナビです。
口座開設も最短3分、無料診断も最短1分で行えます。

②THEO(投資一任型)
株式会社お金のデザインが提供するサービスで、NTT docomoと提携をしています。
dポイントユーザーであれば、投資をしながらポイントを貯められることができます。

③SMART FORIO(投資助言型)
SMART FORIOはみずほ銀行が提供する投資助言型のAI投資サービスです。
前述の2つのサービスとは異なり、最初に自分に合ったポートフォリオ作成まで行ってくれますが、投資商品を選択するのは自分自身です。

投資助言型は投資一任型に比べ手数料が安いことが特徴です。

AI投資のメリット・デメリット

お金
以下にAI投資のメリット・デメリットについてまとめました。

メリット

・知識ゼロでも投資ができる
・自分に合った最適なポートフォリオを提案してくれる
・投資に時間が割けなくても全自動で投資ができる
・スマホ1台あれば誰でも投資が可能
・リバランスまで行ってくれる(投資一任型)

デメリット

・自分で運用するよりも手数料が高い(預かり資産の1%程度)
・要人の発言などアナログな部分が弱い
・全自動のため投資の勉強ができない(投資一任型)

AIが分析して投資を行ってくれるのだから、上手く運用してくれるはずという思い込みは危険です。
デメリットの部分でも挙げましたが、要人の発言などアナログ的な部分はAIでも分析できないことがあります。

また自身で運用するよりも手数料が高くなるため、せっかく利益を上げても高い手数料が発生してしまい、思ったよりも利益を得ることができなくなる可能性もあります。
まずは投資を始めてみるにはAI投資は最適な方法の1つかもしれません。