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2019.08.14コラム

会社員の方は絶対にやるべき!少額投資のメリットとは?

会社員の方には、小額投資をオススメします。
投資というと、FX・不動産投資・株式投資など、様々思い浮かびますが、今までに投資や資産運用をしたことがない方は、少額投資から始める方がいいでしょう。
今回は、会社員が絶対にやるべき小額投資の特徴とメリットを紹介します。

少額の一定金額で長期間の資産運用を意識する

資産運用

投資と聞くと、大きな資金が必要と考える人も少なくありません。
しかし、長期間・複利で、毎月一定金額を10年、20年と長い期間、積み立てる投資をすることで、元本(投資金額)の2倍以上の資金を得ることも可能になります。

例えば、7%の複利で10年間、毎月一定額を積み立て運用し続けることで、
元本の2倍になります。
会社員の方は、基本的には一定の給料が月々振り込まれるはずです。
そのうちの一部を毎月一定額投資に充て、複利で運用することで資産形成をすることが
できます。

少額で資産運用をする基本として、「毎月一定金額を長期間運用」を押さえておきましょう。
少額投資は、来月に突然資産が増えるような大きいリターンを出していくには不向きですが、投資で大きなリターンを短期間で出したいという方にはぴったりです。
まずは、少額投資で投資に慣れ、大きなリターンを出せる投資方法に投資スタイルを変更するといった流れで資産運用を始めていくとよいでしょう。

攻める投資よりも守る投資で

会社員が投資をする場合、元本が大きく変動するハイリスクな商品には、
極力手を出すべきではありません。
元本の安全性を第一に考え、そのうえで預貯金よりも高い金利や分配金が付く商品を
選ぶべきでしょう。
つまり、「攻める投資」ではなく、「守る投資」です。

会社員の投資家の中にも、「1年間の株式投資で100万円を1億円にした」などという例はあります。
それでは、自分も!と意気込む気持ちは分かりますが、そのような極端な成功例は、
ごく一部であることを理解しておかなければなりません。
統計は不明確ですが、株式投資をやっている個人投資家のうち、90%以上は元本を割って投資から撤退しているとも言われています。
夢のような成功例が自分に巡ってくる確率がどれだけ低いのかは、容易に想像ができるでしょう。
生活を豊かにするための投資を行なった結果、逆に生活を苦しくしてしまっては本末転倒です。
あくまでも資産を守る投資を意識しましょう。

資産運用の節税効果を活用する

税金

資産運用で成功するには、いかにうまく「節税」するのかもポイントです。
節税に関しては、扶養控除・医療費控除・生命保険控除・確定拠出型年金・住宅ローン控除など、様々な節税法があります。
仮に一つ一つの節税額は少なくても、複数の節約法を実践し、長期的に継続するが大きな額の節約につながります。
お金を増やしていくには、資産運用で儲けるだけでなく、いかに出ていくお金を減らしていくかというポイントも重要なのです。

資産運用の節税効果をうまく活用することで、「所得税」や「住民税」の節税もできます。
「譲渡損失」と呼ばれる資産運用によって生じた損失の「損益通算」や「繰越控除」という制度があります。
もし、資産運用の収益が赤字になった場合、その赤字分を会社員としての本業の収入から差し引くことができる制度です。
「損益通算」、「繰越控除」を受けるには、「確定申告」が必要となり、自動で適用されないので、注意が必要です。
会社員の場合は、年末調整しか行わず、確定申告を行わない方も多くいるので、忘れないようにしましょう。

大きすぎる資金を投入しない理由は?

会社員には限りませんが、リスクの高い投資商品に大きな資金を投入するのは危険です。
会社員と一口に言っても、それぞれ収入に違いはあるので、大きな資金がいくらなのかは人それぞれです。

ただし、すべての人に共通して言えるのは、もし株式などのハイリスクな投資商品を購入する予定ならば、「0になっても良い資金」を投入するのが鉄則です。
「余裕資金の中の余裕資金を使う」ということです。
預金5億円の人が、1億円分の株を買って0になったとしても、生活には困りません。
しかしながら、預金50万円の人が10万円分の株を買って0になってしまうと、
生活に支障が出ます。
それぞれ全財産の1/5を投資している点では共通していますが、預金額によって、
余裕資金の考え方が変わることも考慮しておきましょう。