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2019.05.29コラム

個人投資家ってどんな人たち?

少子高齢化による年金への不安、なかなか上がらない給料、将来のお金に対する不安は、
意外と誰もが抱えているものではないでしょうか。
こういった意識から、投資信託や株、FXや不動産など、個人で金融商品に投資をして、
老後に備えている人も増えています。

しかし、投資について調べていくと、必ず目にするのが「個人投資家」という言葉です。
投資を始めたばかりの方は、あまりピンと来ないかもしれません。
今回は、個人投資家は一体どんな人たちなのか、また誰でもなれるものなのかについて、
解説していきます。

個人投資家とは?

お金

個人投資家とは、法人として投資を専門に行う機関投資家に対し、
個人の資産を投資信託や株、不動産などへの金融商品に投資する人のことを指します。
サラリーマンや自営業者に関わらず、企業の経営者などでも会社の資産を使わず、
個人の資産の中から直接投資を行うような場合でも、全てが「個人投資家」として
総称されて呼ばれます。

つまり、個人投資家は、個人資産で金融商品に投資さえしていれば、
誰でも「個人投資家」と呼ぶことが可能なのです。

個人投資家はどのくらいいるのか

パソコン

では、個人投資家はどのくらいいるのかが、気になるところですよね。

実は、2014年に証券取引所が調査した個人投資家の数は、
約4582万人いると言われています。
複数銘柄を保有している人は、平均で約3~5銘柄なので、株式投資をしている人の数は、900万~1500万人と推定されています。
さらに、投資家の中において専業で行なっている人は非常に少なく、
会社員などの兼業投資家の人が多いです。

年収別で見てみると、
・300万円未満48%
・500万円未満24%
・700万円未満12%
・1000万円未満10%
・1000万円以上6%
というような数値が出ています。
(引用:個人投資家の証券投資に関する意識調査 日本証券業協会)

個人投資家というと、お金持ちに聞こえるかもしれませんが、
実は300万円以下の方が半分近くを占めているのだということが分かります。
自分は年収が低いから無理だろう…と考えている方も多いかもしれませんが、
年収が低くても、十分にチャンスはあるということです。

個人投資家がやってはいけないことは?

INVESTMENT

個人投資家としてお金を得たいと考えている人も多いかもしれませんが、
安易に投資をしてしまうと、大きな損失にも繋がってしまうかもしれない。

そこで、個人投資家がやってはいけないこととして、以下の2つがあります。
・特に勉強せずにいきなり投資を始める
・最初から大金を投資する
上記2つのことは、絶対にやってはいけません。

まず1つ目は、特に勉強もせずに、いきなり投資を始めるのは1番危ないケースです。
投資と言えば、かっこよく聞こえるかもしれませんが、初心者の人が簡単に勝てるほど
甘いものではありません。
もし、投資を始めようと考えている人は、まずはしっかり勉強してから始めるように
心がけましょう。

2つ目に、最初から大金を投資してしまうケースです。
まだ経験も浅い状態で、いきなり大金を投資してしまうと、そのお金をそのまま溶かして
しまう(資金がなくなる)ことになるかもしれません。
投資をする時は、慎重に投資金額を増やしていけるようにしましょう。