新着記事

2019.01.30コラム

不動産投資型クラウドファンディングとは?

不動産の市場状況としてはここ数年、成約率、成約価格共に上向きの状況が続いています。
また、首都圏付近の人口も依然増加傾向にあり、まだまだ不動産の需要は高まることが
予想されます。

そんな不動産市場が盛り上がっている中で、「不動産投資型クラウドファンディング」と
いう新しい不動産投資の形が流行してきています。
これは、一体どのような不動産投資なのでしょうか。

ソーシャルレンディングとの違い

お金

似たような小口投資としてソーシャルレンディングが存在しますが、大きな違いとしては、
利回りが保証されているかどうかの違いです。
ソーシャルレンディングでは、基本的に最初に提示された金利に従って利益を得られます。
不動産投資型クラウドファンディングでは、
不動産運営で得られた家賃収入などを元に投資家に返済されるため、
運営がうまくいかないと利益が分配されないことがあります。

他にも、ソーシャルレンディングでは、投資先が匿名となります。
そのため、投資家はどのような企業に投資しているかを知ることはできません。
不動産投資型クラウドファンディングでは、投資先の詳細を確認し投資家自身が投資先を
選ぶため、安心して投資ができます。

また、関わる法律にも違いがあります。
ソーシャルレンディングでは、貸金業法と金融商品取引法に従い取り引きされています。
事業運営を行い、資金を集める場合には金融商品取引法、融資を行う場合には貸金業法に
それぞれ従います。
一方で、不動産投資型クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法に従います。
ソーシャルレンディングと違い、投資家が物件に直接投資をするため、
貸金業法は関係してきません。

逆に共通点としては、基本的に少額の投資が可能で、
低リスク低リターンで徐々に資産を増やしていけるという点が同じといえます。

不動産投資型クラウドファンディングの参入業者はどのくらい?

住宅の模型

現在、不動産投資型クラウドファンディングの参入業者はどのくらいいるのでしょうか。
ほぼ同業者である、ソーシャルレンディングを扱っている業者も含めると、
不動産投資型クラウドファンディング事業者数は相当数あります。
実際に2015年から2016年では約1.7倍、2016年から2017年では約2.5倍と、
市場規模が拡大しているのがわかります。
不動産大手が続々と参入してきている中で、
他の企業も不動産投資型クラウドファンディングの参入を表明してきており、
今注目の小口投資法といえます。

いかがでしたでしょうか?
リスクを極力避け、少しずつ資産を増やしたい方は、検討してみるのもいいでしょう。